カルチャーデザイナーインタービュー:「済州都市再生センター長」イ・スンテク

W

郷社堂から高さんの家屋まで「済州都心」スタートアップ

都市の希望は五叉路文化。都市再生も地元が自ら率先して問題を解決してこそ、希望が生まれる。 郷社堂からユソン食品、高さんの家屋まで、地域の共同体同士のコミュニケーションのために済州都市再生センターが存在する。

カルチャーリポーター:イ・ジェジョン


w

都市化によって急速に作られた四叉路は多分に人為的なものだ。人と一緒に暮らしているという喜びは三叉路や五叉路のほうがより温かいものになる。人の情感が溢れる空間を作るため、今日も彼は奔走する。点と線が出会うと絵になるように、彼の路地はこの世のあらゆるものへと繋がる。

今日は新任のイ・スンテク(48)済州都市再生センター長にインタービューした。力仕事をしている地域のおじさんたちとコミュニケーションしながら済州旧都心を牽引していこうとしている彼の意志が頼もしい。

q

▶いつも聞きたいと思っていたことなのですが、衰退というより老朽化した都市の再生を目指している理由は何でしょうか?

:もちろん都市の空洞化にストップをかけるためです。低迷する都市経済の活性化も目的の一つです。

▶二兎を追うことは可能でしょうか?都市経済を活性化するのは簡単じゃなさそうなのですが。

:産業構造の変化に応じて、業務や住宅施設の転換によって都市空間の構造を変えれば、再生も可能になります。

▶それが住民にどんな利益をもたらすのでしょうか。

:「物理的な老朽化」、「人口の減少」による「経済の低迷」を改善できます。

▶具体的にどんな事例があるのでしょうか?

:古い劇場が世界的なミュージアムに変わり、前には病院であったものが複合文化スペースに変わって公演や展示がなされるようになると、どんな利益が生まれてくるか興味がわくでしょう。また古い住宅やホテルなどが博物館に変わり、閉まっていた村の社堂を開放したら人が集まってくるかも知れないじゃないですか?三徒2洞がその代表的な例であります。利益が生まれるにも時間がかかるというものです。

老朽化した市街地が物理的な再開発されて原住民の暮らしの場が根こそぎ消えしまい、かつての都市とのつながりがなくなってしまうような経験を何回もしてきました。済州市の原型の文化、経済、住居地としてのスペースまたは役割を破壊することなく都市機能に活力をもたらすつもりです。

▶寧波、奈良からの人たちも訪ねてみたいと思う原都心5か所の洞は、ストーリが豊富な町です。自慢できるところをお話しいただけませんか?

:三徒洞を始めとして二徒洞、一徒洞は近代化の過程で生まれた近代文化遺産をある程度は保持しています。それが保全や発掘によって都市物語と一体化するようになっているし、老朽化した近代の建造物を再活用した文化的原型にも出会うことができます。済州にお越しの際には是非とも見ていただきたいと思っています。

奈良や寧波も再生した地域文化スペースの活用によって地域民が暮らしてきた空間に誇りを持てるような工夫をしているはずです。未来の子孫に受け継いでもらえる持続可能で健康な都市に発展していけたら幸いに思います。

e

地域文化事業で済州で成功を収めたイ・スンテクセンター長。彼の努力によって済州が人を中心とし文化スペースに生まれ変われるように、みんなで応援したいものです。