「ソミダ」 のキム・ジョンヒョン代表

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カルチャーデザイナー・インタビュー―「ソミダ」キム・ジョンヒョン代表
記事ヘットライン:済州の未来の価値をデザインする「ソミダ」のキム・ジョンヒョン代表


 

「いずれにせよ、未来の価値は現在の青年たちが作るものです。済州の青年が自尊心を育み、世界に貢献できるようにすること。それこそが持続可能な済州の未来の価値を生みだす方法ではないでしょうか」。力強い口調から確信が感じられた。インタビューの間、彼は責任感と価値について語り続けた。誰かにとっては遠く感じるかもしれない「価値のある人生」。しかし、彼はその高い理想を自ら実践するために、絶えず努力し、考える実践主義者であり、その理想を多くの人々に知らせる「メンター」でもある。企業家や個人がどのように社会に貢献できるかを常に考える「ソミダ」のキム・ジョンヒョン代表。

彼はダウム・コミュニケーションズの済州への移転プロジェクトを担当し、故郷の済州に戻ってきた。その後、株式会社ネクソンの済州への移転も担当した。そして現在は「ソミダ」という有限会社の代表を務めており、ファミリーレストラン「ニルモリドンドン」とミルクカフェ「ウユブダン」も運営している。ローカルフードを生かしたメニューを作ってローカルフードの高付加価値ビジネスモデルを提示し、第一次産業にとどまっていた済州の酪農を観光産業と結合させて6次産業へ発展させ、済州社会に新しい変化をもたらした。このような事業は単なる利益創出にとどまらず、済州の価値を知らせることに重点を置いている。地域に根付いた経済の活性化をし、観光客にも、単なる観光ではなく、 済州の文化を消費できるように提供している。キム代表は常に済州の価値をビジネスと結び付け、持続可能なモデルを開発する。

 

 

キム代表は、持続可能な済州を作るには、済州の主体である済州の青年が中心になるべきだと述べる。そのため、キム代表は事業経営だけでなく、済州大学で企業家理念に関する授業を担当し、済州創造経済革新センターの青年事業家専門家PDの団長を務めるなど、済州の青年の「メンター」としても活発に活動している。「時代は変わっているのに、教育はまだ過去のレベルにとどまっています。新しい時代に備えるためには、新しい刺激が必要です」。彼は、受動的な学生に自分の価値を自覚させる授業をし、アイデンティティーを確立させ、それに基づいて自分の価値を創出するプログラムを運営している。済州の青年が楽しみながら自分自身を理解し、成長していく過程を見守ることが彼の喜びである。そして、この刺激が拡大し、済州で青年が貢献し、新たな価値を創出できる「幸せな人生」を送ることを願っている。その姿から済州と済州の青年に対する熱い思いが伝わった。

地元の青年が地元で幸せな人生を過ごせるシステムを作りたいと語るキム代表。今日も、済州と済州の人々が自生力を培えるように奮闘している。すばらしい自然と多様な文化を持つインスピレーションとヒーリングの島、済州。この地でつくり出す新しい文化が世界の刺激剤になればと考える彼は、今後も新たなミーム、新たな革新をしていくだろう。自尊心を確立させ、世界に貢献しようとする個人とその個人が作るコミュニティが世界に貢献することに、より良い世界を作ることに協力したいと言う彼の話を聞きながら、心が弾み、感動した。

雨が降る日の朝、インタビューを終えると、授業をしに行くと言うキム代表。この数日の忙しさで充血し、赤くなった目が不憫だった。しかし、済州と済州の青年について語るときの弾んだ声と輝く瞳からは、愛する済州の未来の価値をデザインするカルチャーデザイナーの姿が見える。変化する済州を望む彼の願いが、彼の価値と多くの実践で遠からずかなえられると感じられた。

 

記事作成日:2016年11月21日(取材日:2016年11月21日)
カルチャーリポーター:オ・スジン